いま日本のシャンソン、その世界で高野圭吾の名前を知らない人はいません。
「いや、そんなん知らん」・・・あ、いきなり声が聞こえてきました。
でもでも、彼の唄を聴いたことがない人でも、シャンソンのファンなら、きっとどこかで誰かがうたった彼の訳詞を聴いたことがあると思います。
これは数々の名訳を残した高野圭吾の最後の独唱会、2005年2月27日新橋シャミオールでのライブ完全録音盤です。
いわゆるうまい歌手、喉が良い歌い手とは云えないが、彼のその息づかい、手触りも感じられる生きた唄は、人生の最後に掴んだ彼の境地そのものと云えます。

彼が唄ったのはすべて自分の訳詞です。
絵描きでもあった高野圭吾は自分の立ち位置から絵を見つめ、シャンソンを見つめ続けてきたはずで、だからこそ、原曲よりも訳詞の方が良いという声まで聞かれるようになりました。
彼はこの独唱会の10ヶ月後に亡くなりますが、すでにこの時、体調は万全ではなかったようです。
ご自分でも予感があったのか、最後の力を振り絞ってこの祈りのうたを唄いきったのです。
時は一瞬のあいだに過ぎ去ってしまいます。この貴重な記録としてのCDは大手レコード店や、アマゾンでは買えません。
世にもマイナーなPETAXレーベルで出したので売り切れたらそれっきりで失礼いたします。
では。
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